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保健師の仕事で年商10億円目指すYWFH

医療コラムからビジネス書籍のご紹介など。保健師が年商10億円を目指します

突発性浮腫(ふしゅ)について

医療コラム 突発性 むくみ 浮腫

今回は突発性浮腫についてお伝えしてまいります。
浮腫(ふしゅ)とはむくみともいわれます。むくみ、という方が馴染みのある方も多いかと思います。私たちの体は心臓の働きにより、全身に血液が循環すること成り立っています。血液には栄養素、酸素、水分等が含まれております。血液が全身を巡り栄養素や酸素を全身の臓器に運び、そして老廃物等を回収して再び心臓に戻って来ます。健康な状態であり、本来は水分のたまらない場所に水分がたまってしまい膨らむことをむくみといいます。
そして心臓から一番離れた脚を巡ったあとの血液は重量の力に対抗して心臓まで戻らなければなりません。その重力に対抗してくれるのはふくらはぎの筋肉です。
ふくらはぎの筋肉が何らかの原因で心臓まで血液を戻す役割を果たせなくなった時、脚全体や膝、足首などの下半身でむくみがひどくなり、痛みを伴うことが少なくありません。
一日中立ち仕事をしていて夕方には足がパンパンになり、靴がきつく感じる方も多いかと思います。このような場合、一過性のむくみであり、しっかりと足をマッサージをしたり休養をとることでおさまります。
また、肝臓や腎臓、甲状腺などの臓器に疾患が原因でむくむこともあります。また内服している薬の副作用としてむくみが出てしまう方もいらっしゃいます。
しかしながら突発性浮腫は病気や薬が原因でないのに、一定の期間、繰り返しむくみがでます。むくみが出る箇所は、手足だけでなく顔やお腹にも現れます。

一日中立ち仕事をしたり、歩き通しで過ごした夕方に足にむくみが出る方は多くいらっしゃいますが、突発性浮腫の場合、足がむくむだけではなく体重も2〜3キログラム増えることがあります。20~50代の女性に多くみられます。生理前に症状が重くなることからホルモンのバランスの変化になにか原因があるのではないか、という研究者もいますが未だにその原因ははっきりとは分かっていません。
突発性浮腫ではむくみや体重増加、頭痛等の身体的な症状だけではなく、理由が特にあるわけではないのに不安になる、やる気がなくなる、疲れやすい、食欲減退、不眠など、うつ状態になることもあります(うつ状態とはうつ病ではありません。病名ではなく、状態を表します)。
また、過度なダイエットによりひきおこされるともいわれています。食事を減らすことで必要な栄養素が十分に摂取することができなかったり、また下剤の乱用で体内のバランスが崩れるとそれらが身体的なストレスとなり症状が重くなってしまうのです。

また突発性浮腫は診断を決定するまでに時間のかかる検査が必要になります。
先ほど申し上げたとおり、腎臓や肝臓などにあきらかな原因疾患がないことを、まずははっきりさせるために検査し、腎臓や肝臓などに原因はないと診断をします。
また女性の場合には生理とも関連しているため、毎日起床直後と、就寝前に体重の確認をします。また生理周期とは関係なく、顔や腕など、心臓から上の体部分にむくみはあるかどうか、むくみが出ている間、イライラしたり落ち込んだり感情の起伏が激しくなることはあるか、などを細かく調べます。
突発性浮腫と診断された場合、残念ながら特効薬はなく対症療法で症状を軽していくことが治療法となります。放置しても大きな異常につながることはないと思われています。また、利尿剤を服用するとむくみがすっきりとすることもあり、利尿剤を習慣的に飲み続ける方も多いようです。利尿剤の長期にわたる服用は腎臓への負担となり、他の病気を引き起こしてしまうこともあります。
自分の判断で対処せずに、専門医への受診をおすすめいたします。
むくみは色々な臓器の疾患のサインですので、どこの科に行けば良いのか悩む方も多いかと思います。まずは近所の内科受診をおすすめいたします。並列して看板に、腎臓内科、泌尿器科などがある場合にはそれぞれの専門医資格をもっている先生がいらっしゃいます。その場合ですと、もし大きな検査や入院が必要になった場合によりスムーズに転院先を紹介してもらえます。
むくみは体の中で起こっている変化を教えてくれる貴重なサインです。ですからたかがむくみだと放置せずに、適切な対応をしてください。