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自律神経失調症

今回は自律神経失調症についてお話しいたします。
自律神経失調症とは、めまい、耳鳴り、手足のしびれや痛み、等の身体的に現れる症状と、イライラしたり、理由がないのに不安になったり、時には言葉では言い表せないような恐怖心に苦しむなど、精心的な症状としてあらわれるます。また自律神経失調症の症状は鬱と似ていることが多いため、最初は病院の心療内科や精神科で受診をなさる方も多いかと存じます。しかしながら、医師が処方する薬や漢方薬を内服し治療をしてもなかなか症状が改善されず、結局自分の身体に何が起こっているのか不明なまま症状が重くなってしまうという方も多いのが、自律神経失調症です。

自律神経失調症には大きく4つのタイプに分かれます。
①本態性自律神経失調症
元々の体質に原因があり、自律神経の調節機能が乱れやすいタイプです。体力に自信がない虚弱体質の人や、低血圧の人に多く見られます。病院で検査をしても特に異常が発見されることはなく、日常生活のストレスもあまり関係しません。 体質を改善するために、食事や運動などの生活習慣見直すことで改善されることがあります。 
神経症自律神経失調症
 心理的な影響が強いタイプであり、環境の変化や人間関係のストレスで体調をくずしてしまいます。感情の移り変わりが体に症状として現れます。
 
心身症自律神経失調症
 日常生活のストレスにより、精心的、身体的共に症状があらわれます。自律神経失調症の中ではもっとも多いくみられるタイプです。几帳両で努力家のまじめな性格の人がなりやすいです。
 
抑うつ自律神経失調症
 心身症自律神経失調症がさらに進行したものです。
 肉体的にも、頭痛、微熱、だるさ、食欲がない、不眠などの症状があらわれます。病院で受診をしても、身体症状を改善するための薬を処方されても症状は良くならず、相談できるような窓口もないため、過労などの理由でお仕事をしている方は休職する方もいらっしゃいます。

自律神経失調症で多いのは、③と④の方でありまたこのタイプの方は病院へ行って薬をもらっても改善しないというケースが多いのです。

自律神経失調症は命に直接関わる病気ではないと、なんとなく放置してお過ごしになるかたも多いのです。元来、我慢強く責任感の強い方がなりやすいので、目の前の家事や仕事に没頭し自分の身体については後回しにされるためでしょうか。