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保健師の仕事で年商10億円目指すYWFH

医療コラムからビジネス書籍のご紹介など。保健師が年商10億円を目指します

糖尿病から慢性腎不全

医療コラム 透析 腎不全 食事療法 浮腫(むくみ) 心不全 心筋梗塞

慢性腎不全 CDK
糖尿病患者の慢性腎不全への過程についての事例をお話しいたします。

糖尿病で20年ほど通院加療。
女性  80代後半
明確な時期は不明だが数年前から糖尿病性腎症であったと思われます。
5年程前には主治医より透析導入を検討するように言われていたそうですが、本人は透析導入を拒否していました。
はっきりとした理由は確認できていませんのでこれはあくまでも予想ですが、本人の性格を考えると週のうち3日外来透析に通院するのが面倒だったように思えます。あまり外出することを好みませんでした。外出するときは身内が車を出して、連れて行く、ということばかりでした。
60代に入ってから膝を患い歩きにくくなったこともその理由の一つだと思います。
自身の家に客招くことが好きなところもあり来客は多く、買い物やゴミ出しなどはヘルパーさんや近隣の方が手を貸してくれることも多かったためもあるのでしょうか。
糖尿病は内服治療だけではなく、運動、食事も大切な療法となります。
内服だけではその進行を緩やかにすることはできなかったのでしょう。
食事の塩分、カロリー摂取はきちんと病院からの指導どおり行なっていたようですが、体重は日に日に増加していました。
足のむくみは特に酷く、踵から指先にかけては感覚が無くなっていました(むくみは体重の3%以上の増加で現れます)。

また時折胸の痛みも訴えていました。
この痛みは数分過ぎると落ち着くため、本人も家族もあまり気にかけていなかったようでした。胸の痛みを「胸痛」というのですが、胸痛とともに呼吸が苦しいこともあったはずです。しかしそれらが糖尿病の主治医に伝わることはなかったようです。
無症候性心筋梗塞であったと思われます。
残念ながらこの過程の検査のデータを見ることはできませんでした。

本人の主訴を辿って考えることを書きます。あくまで予測の範囲にすぎません。

糖尿病を患い、歩くことも出来ず(しなかった)日中の殆どを家の中で過ごしていました。
そして食事療法を行っても体重は日々増加し、家の中での自力歩行による移動も難しいものとなっていました。

そして、昨年2月、胸痛、呼吸苦を訴えて救急搬送となり、三次救急の病院へ入院しました。
まずそこで透析導入となりました。
ご存知の方も多いかと思いますが、透析は一度導入すると一生外せないものです。

このとき、この女性の子供達のうち、いち早く病院に駆けつけたのは長女でした。

透析についてのう説明は受けたはずなのですが 母親が倒れたということで、医師やスタッフからの説明は殆どを理解できなかったそうです。長女の娘が医療関係者だったため娘が同意書などの書面にサインをしていました。しかしながら、透析は一時的な治療であると勘違いをしていました。
身内が急変したときにはこのようなことは往々にして起こります。
私が駆けつけたときには既に透析が始まっておりました。

 

次の記事へ続きます。