医療関連の記事とたまにサッカーのことを保健師が書いていくブログ

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声と私と憂鬱と

6月に声楽の発表会があります。
指導していただいている先生から
そろそろ曲を決めましょう
と言われました。
先週まではモーツァルトのアリアをやりたいなぁなんて思っていました。High Gまで出てくる曲であまり歌う人がいないアリアです。
そしてもう一つ、やってみたかったアリアは
鐘の歌
という、やはりハイコロラトゥーラの曲でした。

なぜでしょうか、昨日から一気にやる気が失せてます。

どちらも難しいアリアです。
片やHigh G
片やフランス語

どんなに時間があったとしても所詮私は素人ですから本気出して練習しなければ歌えないとわかっています。

しかし、やる気が失せている、この現時点で何をしたって楽しくないのです。

こんな感じになっていることで
あぁやはりプロって凄い
とシミジミと思います。

いろいろ思い返してみました。

あゝそうか、私は去年のコンクールの二次予選で落ちた瞬間からやる気は既に失せていたんだな。

夜の女王のアリアは人を狂わせるなぁ…

夜の女王のアリアをコンクールの舞台で歌うことが人生の目的だったようなものでしたから、燃え尽きていたんですねぇ。

そして、本当に駄目なことだと思うのですが、他のアリアと夜の女王を比べてしまい、他のアリアを練習していると途中から
あゝ、つまらねぇな
とか思っていることに気づいてしまいました。

プロのソプラノの声楽家はあのアリアを大きな舞台で成功させると仕事が山のように舞い込むらしい、と知りました。あのグルベローヴァさんもディアナダムラウさんもそうだったのでしょうか。

モーツァルトのHighGのアリアは下から1度ずつ上がっていくので、音階練習みたいで、出せてしまうことが増えていて余計…

既にビックリ人間一発勝負、人類のHighボイスに挑戦気分なのか⁈それならいっそ、どこかの国にかつて存在したあのホイッスルボイスを目指すことに切り替えるか⁈

去年のコンクールの二次予選に落ちた、つまり本選に行けなかった理由は
選曲と私の声質のミスマッチだったこともあるそうです。
ああそうか、コンクールっていう場所では
声質に合わせた選曲しないと認められないってことすか。
ならばあえて何度でも夜の女王に挑戦しよう。

もしこれが仕事ならば、周囲の評価に自分を合わせる努力をします。

しかしながら、趣味です。
どこまでいこうとどこまで金をかけようと
やはり趣味は趣味です。
ここで自己表現をワガママにやらなければ
一体どこで自己表現すりゃいいんでしょうか。

仕事でも趣味でも評価が下がることを気にしていたら私は多分鬱になります。

ああほらもう、憂鬱だもの。