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医療関連の記事を保健師が書いていくブログ

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首イボレーザー治療 費用 期間 そして保険適用

首イボレーザー治療の費用と期間と保険の適用について

1.レーザー治療の費用はどのくらいか?
レーザー治療は自由診療ですから、医療機関によって治療費の算出方法も様々です。
自分のイボに適切な医療機関を選択するためにも、そのことを念頭において受診し相談をして説明を受けることをおすすめいたします。
初診料、再診料はたいていの医療機関は数千円のようです。


1-1 イボの個数で治療費用を算出する
大抵の美容皮膚科では炭酸ガス(CO2)レーザー機器を使用して治療をしています。ケースによっては、ヤギレーザーを併用することもあるようです。それぞれの医療機関で使用している機器には、差異はあまりないようです。
イボの数によって治療費の算出をする場合には、一個のイボにつき5,000円から、というところが多いようです(イボ一個につき、500円から、というところもあります)。イボは肉眼では確認できないような大きさのものから、数ミリの大きさではっきりとわかるものまで色々あります。多い方では大小ふくめて、一回の治療で数百個のいぼを切除する方もいらっしゃいます。仮にイボを50個切除したとしますと、それだけで25万円になります。その上で、麻酔クリームや施術後に塗布する軟膏やテープなどの費用がかかります。
ですからクリニックによっては、一回の治療につきイボを取る個数の上限を定めているところもあります。治療費が高額になってしまうことを避けためでしょう。
一個のイボについて金額が決まっているところは、とりたいと思っているイボが肉眼でもはっきりとわかるもので、個数を自分でも把握できる、という場合が適していると思われます。
しかしながら、専門医からみると、これから出てくる小さなイボも診断することができますから、今肉眼で確認できるイボだけでなく、今後増えてくると思われるイボについての診察結果も主治医から説明してもらいましょう。それら含めてどこの医療機関で治療をするか、検討することをおすすめします。
治療費は初診の際にきちんと説明をしてくれるクリニックがほとんどかと思いますが、見積もりをしっかりと算出してくれるところかどうかは、治療する医療機関を選択する際にはとても大切なこととなります。

1-2 治療する範囲(面積)を決めて治療費用を算出する
治療する範囲、つまり表面積によって治療費を算出する場合には、その範囲内ならばイボは何個であっても全て取るということになります。小さなイボや肉眼では見られないイボが特定の範囲に集中している方に向いているかもしれません。
また、医療機関によっては、顔全体、あるいは首回り全体と、予め範囲を設定してあるところもあります。治療費はそれぞれ幅はありますが、だいたい顔全体で15万円前後、首回り全体で20万円前後のようです。さらに診察代や処置に使う麻酔クリームなどの費用がかかります。

1-3 前払い制のチケットを設定しているところも
その医療機関で利用できる前払い制のチケットを先に購入しているところもあります。10万円分のチケッットを買うと3万円分加算されて、13万円分の治療費代となる等です。

2 治療にかかる期間はどのくらいか?
治療開始から終了までは個人差もありますし、医療機関によってもかわります。イボの病変や個人の体質によって治療過程が変わることがあります。そのため初診から治療終了までの期間もそれぞれ幅があると思われます。治療期間についても、初診の際によく主治医と相談することをおすすめいたします。

2-1 スムーズに治療が進んだ場合、どのくらいの期間を目安にしたらいいのか。
だいたいの方は、初診から終わりまで2ヶ月から3ヶ月くらいのようです。
テスト照射をしてその経過をしっかりとみる医療機関の場合は、テスト照射をしてからその治癒過程をみるために2週間から3ヶ月様子を見ることもあるようです。治癒過程になんの問題もなければ本治療に入るため、そこからまた数週間から3ヶ月かかるという医療機関もあります。これは炭酸ガスレーザーによる治療で、稀に瘢痕や隆起が出来るかたがいるからのようです。アレルギーパッチテストのように、目立たない場所にあるイボを数個、炭酸ガスレーザーで治療して問題があれば他のレーザーに変えるなど治療方法を変えるようです。

2-2 治療後に経過をみるのはどのくらいなのか?
これも医療機関によってことなることのようです。レーザー治療のあと何も問題がなければ、術後2週間程度過ぎてから一度再受診をして終了というところもあれば、3ヶ月や半年後にもう一度診察して経過をみるところもあります。大きなイボをとった場合、赤みが消えるまでに半年かかることもあるためのようです。また、イボが再発していないかどうかを確認してくれます。

3 イボのレーザー治療の健康保険適用について
私たちはいずれかの健康保険組合に所属しています。自営業のかたは国民健康保険組合、地方公務員ならば地方共済健康保険組合などのことです。大きく分けると、国民健康保険と社会保険、船員保険があります。どの組合に属していようと、医療機関にて保険適用内の治療をうけるとその治療にかかった治療費の7割を保険組合が負担をしてくれます。

3-1 健康保険とは何か
私たちは健康保険組合に年間を通して保険料を規定によって支払っています。収入の金額により支払う額は変わりますが感覚としては税金に近いものですから、収入の高い方から多く支払うことになります。
健康保険とは相互扶助のシステムといえます。不測の事態に備えて、協力しあって健康と暮らしを守ろう、というものです。
ですから、闇雲にどのような疾患でもどのような治療方法でも『健康保険組合から7割、治療費を負担しますよ』というわけにはいきません。
保険診療は『国が認めた』病気に対して保険適用が可能になります。

3-2 イボのレーザー治療は保険適用になるのか?
イボのレーザー治療は自由診療ですから保険適用にはなりません。判断する際に基準となる考え方をわかりやすくしますと、『その治療をしなければ大きく日常生活に障害をきたす、あるいは命に関わる』ということでしょうか。極端な表現になりますが、命に関わらない病気については保険適用にはなりません。
悪性のイボは異なりますが、良性のイボのレーザー治療の場合は保険適用にならないことがほとんどです。イボを綺麗に治療する、という美容目的ですから自由診療となります。イボの保険適用となるのは液体窒素を使った治療の場合です。
この辺りの区切りの仕方は曖昧なところがあるのも事実ですし、重ねて言えば難しい場合もあります。そして医師にしかわからない、ということもあります。時折、自由診療で行うべき治療を保険診療を適用させて治療をして、保険を不正請求して警察沙汰なる医療機関もあります。
私としてはこの保険診療、保険請求は紳士協定のようなものだと思っています。医師が診断をして医師が決断をするわけですし、専門家以外にはわからないこともたくさんあるからです。ですから不正請求のあった医療機関には厳しい処分が下されるのだと思っています。
自由診療であることの多い美容外科等では、そのあたりのことをはっきりと打ち出しているところが増えたように思います。保険診療ではありませんよ、自由診療ですから医療費は高額になりますよ、と最初からしっかりと告知している美容外科関連の医療機関は、信用できると考えています。

3-2 イボの治療が保険適用となるのはどのような場合か?
自由診療と謳っていても、念のために初診の際には保険証を持参してください、とアナウンスしています。それは初診の際に、イボが悪性のものである場合があるからです。脂漏性角化症が急激に増え、かゆみもある場合は Leser Trelat 症候群かもしれません。Leser Trelat 症候群は胃がんなどにみられる症状のひとつです。その場合には内科を受診して検査の必要があります。
また、急激に大きくなったイボが悪性の腫瘍だった、ということもあります。その場合には、保険診療となります。悪性との疑いのあるイボの場合には、悪性かどうかを病理検査にだして鑑別診断が必要になります。美容外科、あるいは皮膚科だけでは診療、治療が困難だと判断された場合には、専門医のいる他の医療機関を紹介してもらえます。
このようなケースは少ないようですが、実際にあるケースです。ですから自由診療であっても、念のため保険証は持参するように、となります。

4 首イボは老化現象のひとつ
顔全体、または首周りの、目立つ場所の治療に液体窒素で焼く方法をすすめる医師はほとんどいません。治療の際に強い痛みを伴い、瘢痕、跡がのこることが多いからです。しかしながら、痛みもほとんどなく、治療後の肌が綺麗になるレーザー治療は保険診療とはならず、保険適用外の治療方法です。これは良性のイボは老化現象のひとつである、という考え方があるからです。
しかしながら、ウイルス性のイボにはレーザー治療がとても適している、という報告もあります。どこから保険診療でどこから自由診療とするのか、この線引きは難しいようです。
いずれにしても、大きくなって目立つようになったイボを放置しておくことはおすすめできません。治療方法、治療費についてしっかりと相談でき、ご自身に合っている皮膚科あるいは美容外科を探して診断、相談をしていただきたいと思います。